30代からの妊活に大切なこと。栄養・運動・睡眠のバランス

男性も女性も、年齢とともに精子や卵子の質は変化し、自然に妊娠する可能性は下がってしまいます。30代からの妊活では、とくに妊娠しやすい身体をつくることを心がける必要があります。また不規則な生活習慣を整えることが大切です。
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マカといえばどちらかというと男性向けサプリメントに配合されている成分というイメージが強いですが、実は女性の体を元気にしてくれるなど、性別に関係なく妊活に役立つ可能性がある成分なのです。
また、マカはスーパーフードとも呼ばれている健康食品として多くの人が朝や夜に摂取しています。
それは効率よく疲れを取ってくれたり、若々しく健康なカラダをサポートしてくれるからです。
さらに最近では妊活用サプリに配合されることも増えてきています。
マカの摂取で具体的にどのような効果が期待できるのか、マカサプリについての紹介も交えつつ、説明していきます。
マカの効果といえば滋養強壮ばかりが注目されがちですが、それ以外にもさまざまな効果があります。
どのような効果が期待できるのかをまとめてみました。
マカの効果は滋養強壮以外にも、ホルモンバランスを整える、アンチエイジング効果を発揮するなどさまざまなものが期待できます。
自律神経を整えるなど、メンタル面での効果もあるとされています。
自己管理を徹底したい人にはおすすめの栄養源なのです。
◆滋養強壮・精力増進・免疫力のアップ
マカに含まれているアミノ酸の一種・アルギニンには血管を拡張し、血行を促進させる効果があるとされています。
滋養強壮や精力増進は、この血行促進によってもたらされるものです。
また、血行促進による体温のアップは、免疫力のアップにつながる可能性があります。
◆ホルモンバランス・自律神経を整える
マカにはアルギニン以外にも、亜鉛をはじめさまざまなミネラルが含まれています。
ミネラルを摂取することで、男女ともホルモンバランスが整えられるとされており、不妊の原因を除去してくれることが期待できます。
また、ミネラルの摂取は自律神経のバランスを整えることにつながる可能性もあります。
◆不妊・生理トラブル・肌の老化・便秘・ダイエット・若返り
マカの摂取によって生理の周期を整えられることが臨床試験で分かっており、不妊治療に役立つ可能性があります。
これは女性ホルモンのバランスが整えられるためだとされており、これが肌のアンチエイジングや便秘解消、ダイエットにもつながる可能性があるとみられています。
◆不眠、イライラ、やる気の減少、うつ、倦怠感、物忘れなどの症状の改善
女性ホルモンのバランスが崩れることは不眠やイライラ、やる気の減少などにつながります。
実際、これらはいずれも女性ホルモンの分泌量減少によって起きる更年期障害の症状です。
マカによって女性ホルモンのバランスを整えることで、これらの症状が抑えられる可能性があります。
◆更年期(女性)年代の骨粗しょう症の改善
女性ホルモンには骨のカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあり、加齢によって分泌量が低下すると骨のカルシウムが溶け出しやすくなり、骨粗しょう症につながる可能性が大きくなります。
マカによって女性ホルモンのバランスを整えることでカルシウムが骨から溶け出すのを防ぎ、骨粗しょう症の改善が期待できるのです。
◆更年期(男性)年代の筋力の低下、性欲減退などの症状の改善
更年期は女性だけでなく、男性にも存在しています。
加齢による睾丸の衰えで男性ホルモンが減少すると、筋力の低下や性欲の減退などが起こります。
マカはホルモンバランスを整えることで更年期障害の症状を改善させ、筋力低下や性欲減退を防ぐ働きがあるとされています。
マカに含まれている栄養成分は多種多様で、原産地であるペルーでは完全栄養食品といわれています。
マカ摂取で元気になれるのは、栄養成分が豊富であることも理由のひとつです。
マカに含まれている栄養素は大きく分けると、摂取しないと命にかかわる一時代謝産物と、命にはかかわらないが重要な二次代謝産物があります。
◆一次代謝産物
マカに含まれている栄養成分のうち、アミノ酸や各種ビタミン、鉄分、カルシウムなどのミネラルは、摂取しなければ生命活動を保つことができませんので、一時代謝産物に分類されています。
マカに含まれているアミノ酸は、上述のアルギニンなど多種多様ですが、特筆すべきは「必須アミノ酸」と呼ばれる9種類をすべて含んでいることです。
必須アミノ酸は人間の体内で生成できず、食品から摂取しなければならないため、貴重なのです。
◆二次代謝産物
これに対して二次代謝産物は、摂取しなければ死ぬというようなことはありませんが、不足によって妊活などに悪影響を与えてしまう可能性がある成分です。
マカの場合はマカミドやマカエンなどの不飽和脂肪酸が、二次代謝産物に当たります。
ホルモンバランスを整えたり、脂肪燃焼を促して体温を上げてくれたりすることで、妊活にプラスの効果をもたらしてくれるとされています。
マカはペルー原産の植物で、日本でも栽培が行われております。
なぜこれほどの栄養素が含まれているのか、その栽培方法などから考えてみましょう。
まず、マカとはどのような植物なのかについて、簡単に説明していきます。
◆マカってどんな野菜?ハーブの仲間?
マカはアブラナ科の植物で、キャベツなどの仲間です。実際にハーブの一種として扱われている「マカ」は、根の部分に当たります。サツマイモのような感じだと思ってもらえれば、分かりやすいでしょう。
◆価値が高いのはどうして?
ペルーでもマカは、価値が高いものとしてそれなりの価格で扱われています。
マカの栽培は2,000年前から行われていたことが分かっていますが、当時から貴重なものとして扱われていました。
現在でも貴重なものとして扱われているのは、歴史的背景だけではなく、栽培条件が簡単ではないことも理由です。
マカが栽培されているのはペルーの標高4,000m台の地域で、富士山よりも高い場所です。
この環境で栽培されていることが、マカをマカ足らしめているのです。
マカが栽培されている高地は空気が薄いうえ照射される紫外線が強く、寒暖差が30度を超えることもある極めて厳しい環境条件です。
生き残るためには、豊富な栄養素を蓄える必要があります。
そのためにはしっかりと根を張って、亜鉛をはじめとするミネラルなどを吸収しているのです。
このため、マカを収穫した土地には数年間、他の作物が植えられません。
また、植物にとっても強すぎる紫外線は有害です。
この紫外線から身を守るために作られているのが、マカミドやマカエンなどの二次代謝産物なのです。
マカの種まきは雨季直前の10~11月に行われ、翌年の6~7月に収穫されます。
化学肥料や農薬などは、一切使用されることがありません。
収穫後のマカは、出荷前に乾燥されることになります。
天日干しとビニールハウス内の2つの方法がありますが、天日干しの方が高品質だとされています。
上述のようにマカの栽培は2,000年前から行われていたことが分かっていますが、ペルーではどのような歴史をたどってきたのでしょうか。
また、日本にはどのようにして広まっていったのでしょうか。
マカはインカ帝国の時代から、基本的に特権階級だけが口にすることができる高級食材として扱われていました。
ただ、兵士たちを強くするために利用されていたこともあったようです。
◆滋養強壮、精力の向上、健康維持、武功を上げた兵士への報奨
マカは当時から滋養強壮効果があることが分かっており、武功を挙げた兵士をより強化することを狙って与えられていたのではないかとみられています。
◆現地でのマカの食べ方・利用法
現在ではマカは特権階級しか口にできない食材ではありません。
現地ではスープの具材として使用されるほか、粉にして牛乳に混ぜたり、クッキーやチョコレートに混ぜて販売されたりしています。
日本でマカが知られるようになったのは1990年、大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」で紹介されてからです。
日系人のフジモリ氏が大統領に就任し、日本で紹介したことで知名度がアップしました。
◆ペルー産マカの国内持ち出しは禁止・加工品の輸入はできる
ただ、ペルー産マカをそのまま国外に持ち出すことは禁止されています。
加工品の輸出は可能なので、日本には粉末に加工されたものが輸入されています。
◆日本製マカの製造も可能に
こうした経緯から、マカの日本国内での栽培について研究が進められ、最近になって日本でも生産できるようになりました。
ただ、日本とペルーでは気候条件が大きく違っているため、後述するように同じマカでも成分に違いがあります。
◆元気で過ごしたい!健康づくりへの意識が高まる時代背景
マカが日本国内で注目を集め始めた背景には、健康寿命のクローズアップがあります。
単に長生きするのではなく、健康に長生きしたいという意識の変化です。
このため、スタミナアップ効果があるとされるマカがクローズアップされたのです。
当初は男性向きサプリメントに配合されることが多く、精力アップ効果ばかりが注目されがちでした。
◆不妊に悩む方の妊活にも注目されるようになった
その後、妊活という言葉が広まるにつれて、マカがスタミナアップだけではなく、ホルモンバランスを整えたり、血流を改善したりする効果が期待できることも注目されるようになりました。
この効果に着目したメーカーが、妊活サプリとしてマカ配合商品を販売し始めたのです。
ただ、マカのすべてが豊富な栄養素を持っているわけではありません。
生育条件によって、含まれている栄養素に違いが出てしまうためです。
マカのうち、薬用植物に分類されるのは、栄養素が豊富に含まれているもののみです。それ以外は、食用植物として利用されています。
◆国による配合成分量の違い
マカはペルーと日本以外に、ペルーに気象条件がよく似た地域がある中国でも生産されています。
ただ、含まれている栄養素の質量には違いがあります。
含まれている有機化合物の種類はペルー産が28種類なのに対し、日本産は13種類、中国産は14種類です。
量については日本産がペルー産の8割、中国産は半分程度です。
ただ、有効成分のひとつであるベンジルグルコシノレートについては日本産の方が多いというデータもあります。
◆フニン産マカは最高級
また、同じペルー産であっても、ビニールハウスなどで育てられた個体は含まれている栄養素が少なくなってしまいます。
その中でも最も質が高いとされているのが、標高4,000mを超えるフニンの高原地帯で生産されたもので、ペルーでも別格扱いされているのです。
過酷な条件で育つため、二次代謝産物を多く含むようになっていることが理由とみられます。
サプリの効果に期待するならば、毎日摂取することが必要です。
それだけに、妊活にマカを活用するならば、本当に良い商品を選ぶ必要があります。
良質なサプリを購入するためには、マカの含有量や産地はどうか、目的に合った商品かどうか、継続できる価格かどうかという、3つのポイントをチェックしておく必要があります。
◆マカの含有量・産地の表示を確認
マカの含有量は多いに越したことはありませんが、粉末とエキスでは計算が異なります。
粉末ならば1,500mg、エキスならば150mgがひとつの目安と見ていいでしょう。
また、上述のように生産地によって含まれている成分は異なります。
おすすめは栄養素を多く含んでいるペルーのフニン産か、安全性に優れている日本産です。マ
カの生産地の表示がない商品については、あまりおすすめできません。
◆性別や目的別で成分が合っている商品かどうか
マカのサプリといっても、商品によって対象は違っています。
妊活に活用しようと考えている年代の女性が、違う年代の男性の活力アップを目的としている商品を購入しても、思うような効果が得られるかどうかは疑問です。
自分に合った商品かどうかを、あらかじめ情報収集しておきましょう。
◆毎日継続できる価格で購入可能か
サプリは毎日摂取することで、効果が期待できるものです。成分が優れており、目的に合った商品であっても、あまりにも高価だと継続できなくなってしまうためです。自分の懐と相談し、継続可能な価格の商品を選ぶようにすることも重要なのです。
妊活におすすめできるマカサプリメントとしては「えがおのマカ」「マカナ
」が挙げられます。
◆マカナは日本産マカを配合
妊活専門栄養士が作ったサプリ
マカナには日本産マカが配合されており、成分面はペルー産には劣るものの、安全性は問題ありません。
また、葉酸をはじめとする妊活向きの栄養素も配合されております。
◆えがおのマカは亜鉛も配合
えがおのマカにはペルー産が使用されており、栄養面では申し分ありません。また、妊活に必要な栄養素のひとつ・亜鉛が含まれているのもポイントです。
亜鉛は男性にとっては精子増加につながる可能性があるとされる成分です。
また、女性にとってはホルモンバランスを整える効果が期待できるとされており、いずれも妊活にプラスとなる可能性があります。
マカはホルモンバランスを整え、血行を促進させることが期待できるなど、妊活向きの成分ではあります。
ただ、商品によって品質に差がありますし、男性のスタミナアップに重点を置いているなど、妊活向けとは言えない商品も多いです。
妊活にマカを活用するためにはまず、生産地などを調べて質の高いマカが使用されているかどうかをチェックしましょう。
そのうえでマカ以外の配合成分を調べ、妊活に欠かせない栄養素が配合されているかどうかをチェックしていくのです。
妊活に使用するわけですから、GMP認定をはじめとする安全性のチェックもポイントとなります。
そして、長期にわたって購入するのに無理がない価格かどうかも重要です。
これらを参考に検索していけば、あなたに合ったマカ配合サプリが分かってくるのではないでしょうか。
こちらの記事の執筆者
執筆者:阿部純治
プロフィール:
柔道整復師
株式会社May-Plus 代表取締役
塚原整形外科、大手整骨院グループの株式会社クラシオンの勤務経て、平成23年日の出整骨院を開業。
翌年、足立区にファミリア整骨院を開院。
現在
社内のスタッフ教育や社内の労働環境の改善化を中心に、その他、ホームページ制作の監修者や健康情報サイトの運営など多岐に渡って執筆活動中。
こちらの記事は専門家による監修を行なっています
監修者:河井恵美
プロフィール:
助産師・看護師・保育士
看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。看護師教育や思春期教育にも関わっていました。
助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。
青年海外協力隊でコートジボアールとブルキナファソに赴任した後、国際保健を学ぶために大学院に進学・修了。2008年から夫の仕事の関係で、シンガポールに移住。
2人の子どもを育てつつ、現地の産婦人科に勤務し、日本人の妊産婦さん方に関わっています。インターネットでエミリオット助産院を開設しています。
エミリオット助産院についてはこちら
https://emiriot.jimdo.com/
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