鉄は妊活サプリから摂る?食事から摂る?食べ合わせも実は大切

妊活中の方に鉄分が必要な目的と効果的なサプリの摂取方法についてお伝えしています。鉄は不足しても過剰に摂ってもリスクとなります。また、同時に葉酸やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂りましょう。
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健康に良いといわれている成分はたくさん研究され、妊活サプリメントなどにつかわれていますが、その中にサポニンという成分があります。
植物の根や葉、茎に多く含まれていて苦味のもとになる成分です。
中でも大豆やソラマメなどマメ科の植物や高麗人参、田七人参、ごぼう、アマチャズルなどに多く含まれます。
目次
水に溶けると石鹸のようにあわが出るという特徴があるので、石鹸を意味する「サポ」が名前の由来となっていて、ミミズに溶かすと泡となって汚れを落とし、油も溶かす働きもあるので実際に石鹸に使われていたのです。
日本でも平安時代にはサポニンを豊富に含むムクロジの果皮やサイカチの実をつぶして水と混ぜてシャンプーのように泡立てて髪を洗っていたといいます。
また古くから研究が行われていて1900年代初めには血液に対する研究が行われていて、現在にも至っています。
サポニンには様々な効果があります。
その1つ目は抗酸化作用です。
毎日呼吸をしたり歩いたりしてカロリーを燃焼するのですが、その時に副産物として活性酸素が残ります。
若いうちはその活性酸素も代謝で排出されるのですが、加齢などによって代謝が悪くなると活性酸素が除去されずにどんどん体内に残ります。
その活性酸素が血液中のコレステロールや脂肪を酸化させてしまいます。
コレステロールが酸化すると悪玉コレステロールとなって血管内に蓄積されます。
それがやがて動脈硬化、心筋梗塞、脳出血など重篤な病気を引き落とすことになるのですが活性酸素による悪影響を防ぐ作用があるのです。
2つ目は免疫力を向上させる作用ですが、免疫機能を持つリンパ球の一種であるナチュラルキラー細胞を活発にする作用があり、それによって体外から入ってくるウィルスや細菌を退治し風邪などにかかりにくくします。
免疫力を高めるので抗アレルギー作用もあります。
3つ目は肥満予防で、大豆に含まれるサポニンは腸で吸収したブドウ糖が脂肪とくっつかないように予防してくれます。
アディポネクチンの分泌を促し脂肪の燃焼を促進します。
アディポネクチンは小型の脂肪細胞から多く分泌される超善玉ホルモンです。
4つ目は血流改善効果で、田七人参や高麗人参に含まれるサポニンは血液中に血栓を作りにくくする働きがあります。
特に高麗人参は血小板の凝集を抑え全身の細胞に血液を送る毛細血管の血流を改善します。
血流がよくなると冷え性の改善にもつながるのです。
5つ目は肝機能を向上させる働きです。
コレステロールや中性脂肪が肝臓に蓄積し脂脂肪肝になり、その脂肪が活性酸素によって酸化すると肝炎を起こすことがあり肝機能の働きが低下するのですが、それを抑制する働きがあるのです。
6つ目は糖尿病の予防です。
体内でインスリンと同じような働きをして血糖値を下げるのです。
血流をよくするという効果も糖尿病予防につながるということです。
そのほかにもアマチャズルは咳や痰を鎮める効果、またあずきには高い利尿作用が期待されます。
これらの効果が期待できるのですが種類によっては毒性のあるものもあります。
界面活性作用によって血液中に含まれ赤血球を覆っている膜を溶かして赤血球を壊してしまう可能性があります。
そのため多量に摂取すると吐き気や下痢など消化器系に悪影響を及ぼすことになります。
また悪玉コレステロールを下げると同時に善玉コレステロールを下げてしまうこともあります。
そのためサプリメントで摂取する場合、用法用量をしっかり守ればいろいろな効果が期待できますが、過剰な摂取には注意が必要です。
さらに大豆には女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているのですが、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによってコントロールされている妊娠中の体に適量はよいのですが、過剰摂取をすると2つのホルモンのバランスを崩し、母体にも胎児にも悪影響を及ぼす可能性があるので、サプリメントは控え、豆腐などの摂りすぎにも注意が必要です。
このように体に良い反面、摂りすぎると毒になってしまうのですが、高麗人参にはジンセノサイドという配糖体が含まれていて毒性はありません。
だから多量に長期にわたって摂取しても副作用はないという特徴があります。
同じように抗酸化作用がある成分として注目され始めているのがファイトケミカルという成分です。
野菜や果物、豆類芋類、海藻類などにも含まれ開くなどの成分から発見されました。
赤ワインに含まれるポリフェノールもファイトケミカルの一種で活性酸素を除去する働きがあります。
人はファイトケミカルを体内で作りだすことができませんが、強い紫外線や雨風にさらされても逃げることができない植物は自身を守るための抗酸化力や抗菌力を持っています。
また害虫や動物からも逃げることができないので、身を守るために臭いニオイを出したり、辛味や苦味で動物や虫などを遠ざけています。
だからサポニンと同じように植物の苦み成分には人間の健康にも効果があるのです。
こちらの記事の執筆者
執筆者:阿部純治
プロフィール:
柔道整復師
株式会社May-Plus 代表取締役
塚原整形外科、大手整骨院グループの株式会社クラシオンの勤務経て、平成23年日の出整骨院を開業。
翌年、足立区にファミリア整骨院を開院。
現在
社内のスタッフ教育や社内の労働環境の改善化を中心に、その他、ホームページ制作の監修者や健康情報サイトの運営など多岐に渡って執筆活動中。
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